注意点
決して室蘭信用金庫が嫌いだからこのような記事を書いた訳ではありません
室蘭信用金庫が2021年7月21日に公式ホームページにて「不祥事件の発覚とお詫びについて」を公表しました。
室蘭信用金庫の概要と事件の概要をまとめました。
室蘭信用金庫の概要
名称:室蘭信用金庫(むろらんしんようきんこ)
本店所在地:北海道室蘭市海岸町1丁目4番1号
理事長:山田 隆秀
創業:大正6年9月
店舗数:26店舗 1出張所
営業地区:室蘭市、登別市、伊達市、苫小牧市、札幌市、石狩市、江別市、北広島市、恵庭市、千歳市、白老町、安平町、 厚真町、むかわ町、洞爺湖町、豊浦町、壮瞥町
常勤役職員数:174人
出資金:3億9百万円
会員数:17,272人
預金:3,657億円
貸出金:1,525億円
出典:公式ホームページ
2022年6月14日現在の情報だよ
不祥事件の概要
北海道にある白老(しらおい)という地区の営業担当者であることが公表されています。
心当たりのある方は室蘭信用金庫にお問い合わせしてみてください。
事故者
営業担当職員(30歳代)
手口
- 普通預金通帳、キャッシュカードによる出金依頼を受けたことを機に、無断で出金を繰り返し着服
- 定期性預金の満期手続き等に際し、一部を着服
- お客様からお預かりした登記費用分の現金を着服
※事故者はお客様に対して「受取証」を発行せず通帳等を預かっていた。
ポイント
信用金庫の職員はお客様から何か(通帳・証書など)を預かる場合は、
必ず「受取証」や「受取書」などを発行します。
受取証や受取書を発行しない時は、ご注意を!
事故金額
- 6,289千円
- 被害者は3名
※事故者により全額弁済済み
返せば済むという話ではないですが、弁済はしているみたいです
事故発生期間
・2019年(平成31年)6月~2020年(令和2年)12月
・約2年6ヵ月
白老地区を担当していたみたいです。
発覚の端緒
- 事故者に対する営業活動状況調査時に着服が発覚
※お客様からの問い合わせによる発覚ではない
お客様は気付かなかったのですね…それほどその営業担当を信頼していたのでしょう。それなのに悪いことをするなんてけしからん
人事処分
・2021年(令和3年)7月15日付で懲戒解雇
まとめ
今回の事件をまとめると以下の通りです。
要点まとめ
- お客様から何か(通帳や証書など)を預かる場合は、お客様が預けた証明となるもの(受取証や受取書)を必ず発行します。
- 受取証や受取書を「発行できない」と言われたら、お取引している営業店や本部へ連絡してみましょう。