この度は誠に申し訳ございませんでした。
どうしたの!?
同業者が・・・
★注意点★
- 決して九州ひぜん信用金庫が嫌いだからこのような記事を書いた訳ではありません。
- 実際に起きた事例からお客さまは信用金庫と取引するうえで気を付けるポイントをご紹介できたらと思います。
九州ひぜん信用金庫が2024年(令和6年)5月24日に公式ホームページにて「不祥事件の発生について」を公表しました。
九州ひぜん信用金庫の概要と事件の概要をまとめました。
九州ひぜん信用金庫の概要
項目 | 詳細 |
---|---|
本店所在地 | 佐賀県武雄市武雄町大字富岡8894番地 |
理事長 | 石橋 正広 |
預金積金(末残) | 161,548 百万円 |
貸出金(末残) | 87,481 百万円 |
自己資本比率 | 9.64 % |
不良債権比率 | 3.09 % |
普通出資金 | 886 百万円 |
会員数 | 16,205人 |
常勤役職員数 | 166 人 |
店舗数 | 18 店 |
出典:公式ホームページ
2023年(令和5年)3月末現在の情報だよ!
不祥事件の概要
ご心配の方は九州ひぜん信用金庫にお問い合わせしてみてください。
事故者
今回の不祥事件は、九州ひぜん信用金庫の元役員(既に退職済み)が関与していました。この元役員は、顧客に対して新たな定期預金の勧誘を行い、その預かった現金を着服し、個人的な遊興費に充てていました。
手口
元役員は、顧客から預かった現金を着服し、その事実を隠すために偽造した定期預金証書を顧客に交付していました。これにより、顧客には実際には存在しない預金があるかのように見せかけていました。
事故金額
事件による被害総額は39,600,266円で、累計では43,216,021円に達しました。実際の損失額は35,200,000円となっています。
事故発生日
この不祥事件が発覚したのは2024年3月12日です。事件は2000年4月7日から2024年3月12日までの約24年間にわたって行われていました。
よくもこんなにも長い間、お客さまをだまし続けていたね・・・
なぜ発覚したのか?
事件は、被害者の一人が定期預金を解約するために窓口を訪れた際、職員が偽造証書を確認したことから発覚しました。その後の調査で証書が存在しないことが判明し、内部調査を経て元役員が着服を認めました。
人事処分
元役員は既に退職済みですが、この事件を受けて刑事告訴について検討中です。また、経営責任を明確にするため、役員への厳正な処分が予定されています[1]。
まとめ
今回の九州ひぜん信用金庫における不祥事件は、金融機関としての信頼を揺るがすものでした。信用金庫の職員として、こうした事件が発生した背景には、内部管理体制やコンプライアンス意識の欠如があると考えられます。事件を通じて、金融機関としての責任と信頼の重要性を再認識する必要があります。
今回の事件を受けて、九州ひぜん信用金庫は再発防止策を講じることを発表しています。外部有識者を交えた特別調査委員会の設置や、内部管理体制の強化、役職員のコンプライアンス意識向上が求められています。これらの取り組みは、他の信用金庫にとっても重要な教訓となるでしょう。
信用金庫職員として、お客様には以下の点に注意していただきたいと思います!
- 定期的な口座確認:預金残高や取引履歴を定期的に確認し、不審な点があればすぐに報告してください。
- 担当者への信頼:担当者とのコミュニケーションを大切にし、疑問点や不安があれば遠慮せず相談してください。
- 金融教育の重要性:金融リテラシーを高めることで、不正行為に巻き込まれるリスクを減らすことができます。
信用金庫として、お客様からの信頼回復に向けて全力で取り組むことが求められます。透明性のある運営と誠実な対応を徹底し、地域社会との信頼関係を再構築していくことが重要です。今回の事件を教訓に、より強固な信頼基盤を築くために努力していく必要があります。
このような事件が二度と起こらないよう、金融機関全体で意識改革を進めていくことが不可欠です。お客様には引き続き安心して取引いただけるよう努めて参ります。