注意点
- 決して東京三協信用金庫が嫌いだからこのような記事を書いた訳ではありません
- 実際に起きた事例からお客様は信用金庫と取引するうえで気を付けるポイントをご紹介できたらと思います。
東京三協信用金庫が2022年2月17日に公式ホームページにて「元職員による不祥事件の発生について」を公表しました。
2022年に入って初めてだね!
東京三協信用金庫の概要と事件の概要をまとめました。
東京三協信用金庫の概要
名称:東京三協信用金庫(とうきょうさんきょうしんようきんこ)
本店所在地:東京都新宿区高田馬場2丁目17番3号
理事長:吉田 進
創業:大正14年10月12日
店舗数:12店舗
営業地区:東京都 区の存する地域および
立川市 武蔵野市 三鷹市 府中市 昭島市 調布市 小金井市 小平市 東村山市 国分寺市 西東京市
国立市 狛江市 清瀬市 東大和市 東久留米市 武蔵村山市 多摩市 稲城市
埼玉県 新座市
役職員数:180名
会員数:10,923名
出典:公式ホームページ
令和4年3月31日現在の情報だよ
不祥事件の概要
悪いことをした職員は保谷支店(東京都西東京市)であることが公表されています。ご心配の方は東京三協信用金庫にお問い合わせしてみてください。
事故者
元職員(男性・渉外係職員 26歳)
名前:星野遼太郎(ほしの・りょうたろう)
住所:埼玉県朝霞市
26歳とまだ若いですね。しっかり罪を償って頂きたい。
出典
産経新聞 「顧客資金615万円を詐取 信金元職員を逮捕」 2022年2月17日
手口
- 保谷支店に在任中、お客様の定期預金・定期積金等の無断で解約・出金をして横領
- 80歳代女性名義の預金払戻請求書を偽造
※着服したお金は自己の遊興費に充当
ポイント
- 信用金庫の職員がお客様の定期預金・定期積金等を勝手に解約することはありません。
- 今回のケースではお客様のご印鑑を勝手に押捺した可能性が高いと考えます。
事故金額
- 7先 23,575,024円
※金庫が全額弁済
ちなみに搾取したお金は「ギャンブルに使った」と容疑を認めているそうです。
当然、金庫内で調査をしたとは思いますが、本当にこれだけなのかは疑問が残ります。
一般的に金庫が弁済した場合は、その後、金庫から事故者に対して請求(裁判)する。(求償:賠償または償還を求めること。)
事故発生日
- 2020年(令和2年)4月7日~2021年(令和3年)9月27日
※事故発覚日は2021年(令和3年)12月3日
なぜ発覚したのか?
・お客さまからの問い合わせにより発覚
人事処分
- 2022年(令和4年)2月14日付で懲戒解雇
※関係職員についても、厳正な処分を行った。
※警察にも報告した。
まとめ
今回の事件から信用金庫と取引するうえで気を付けるポイントはと以下の通りです。
要点まとめ
- 信用金庫の職員はお客様のご印鑑を代わりに押捺することは出来ません。但し、お客様によっては「上手く押せないから押して!」ということはあります。(本来はそれもダメ!)
- もし仮に信用金庫の職員に印鑑を押してもらう場合は、”必要以上に押捺していないか?”をよくご自身の目で見ておいてください。
- 印鑑を預けたまま、その場を離れたりするのは危険です。