この度は誠に申し訳ございませんでした。
どうしたの!?
同業者が・・・
▼ 注意点
- 決してにいかわ信用金庫が嫌いだからこのような記事を書いた訳ではありません。
- 実際に起きた事例からお客様は信用金庫と取引するうえで気を付けるポイントをご紹介できたらと思います。
にいかわ信用金庫で発生した不祥事件について、その概要と対策をまとめた記事を作成いたします。信用金庫職員の視点から、専門性を持ちつつ、一般のお客様にも分かりやすい内容を心がけます。
にいかわ信用金庫の概要
項目 | 内容 |
---|---|
創立 | 大正12年9月 |
本店所在地 | 富山県魚津市双葉町6番5号 |
代表者 | 理事長 本多 敏明 |
会員数 | 14,817人 |
出資金 | 5億3百万円 |
預金積金 | 1,763億93百万円 |
貸出金 | 650億96百万円 |
役職員数 | 112名 |
店舗数 | 10店舗 |
2024年(令和6年)3月31日現在の情報だよ!
不祥事件の概要
今回発生した不祥事件について、詳細を解説いたします。
▼出典
にいかわ信金の元職員が知人カードで約930万円不正引き出し富山・魚津市のにいかわ信用金庫 元職員が借りたローンカードで借り入れ 懲戒解雇処分に
事故者
本件の事故者は、にいかわ信用金庫の元職員です。金融機関の職員による不正行為は、お客様との信頼関係を著しく損なう重大な問題です。
発生店舗
本店営業部・生地支店で悪いことをしていたそうです。
ご心配の方は、にいかわ信用金庫にお問い合わせしてみてください。
手口
元職員は、以下のような手口で不正を行っていました。
- 知人から借り受けたローンカードを使用し、カードローンの借入を繰り返し行った。
- 借入金の返済用口座として、同じ知人の普通預金口座を使用。
- さらに、知人名義でフリーローンを契約させ、その借入金をカードローンの返済に充てていた。
この手口は、名義借りと呼ばれる違法行為に該当します。金融機関職員がこのような行為に及ぶことは、絶対に許されません!
事故金額
事故発覚時のローン残高は1,985千円でした。しかし、累計事故金額は9,294千円に上ります。これは、金庫で調査可能な平成21年7月から令和6年8月までの累計7,794千円と、令和3年7月6日に完済されたフリーローン1,500千円の合計です。
事故発生日
カードローンの名義借りは平成3年7月頃から令和6年8月6日まで、フリーローンの名義借りは平成28年7月22日から令和3年7月6日までの期間で行われていました。長期間にわたる不正行為であり、内部管理体制の不備が指摘されるところです。
なぜ発覚したのか?
本件は、にいかわ信用金庫の定例内部監査において元職員の内規違反が判明したことから、追加内部調査を実施した結果、発覚しました。定期的な内部監査の重要性が改めて認識される事例といえます。
人事処分
当該元職員は、令和6年9月13日付で懲戒解雇処分となりました。また、役員及び関係職員についても、経営責任、管理監督責任を明確にするため、厳正な処分が行われています。
まとめ
不祥事件の被害に遭わないために、お客様が気を付けるべきポイントを以下にまとめます。
- 通帳・カードの管理:通帳やキャッシュカード、ローンカードは絶対に他人に貸さない。これらは個人の財産を守る重要なツールです。
- 取引内容の確認:定期的に口座の入出金履歴や残高を確認する。不審な取引があれば、すぐに金融機関に連絡しましょう。
- 名義貸しの禁止:どんな理由があっても、自分の名義を他人に貸さない。これは違法行為につながる可能性があります。
- 暗証番号の管理:暗証番号は他人に教えない、推測されやすい番号を使用しない。
- 不審な勧誘への注意:金融機関職員を名乗る人物から不自然な取引や契約を持ちかけられた場合は、必ず本部に確認を取りましょう。
- 残高通知の確認:金融機関から送付される残高通知は必ず確認し、不明な点があれば問い合わせてください。
- セキュリティ意識の向上:オンラインバンキングを利用する場合は、強力なパスワードを設定し、定期的に変更するなど、セキュリティ対策を怠らないようにしましょう。
金融機関は、お客様の大切な資産を預かる重要な社会的責任を負っています。今回の事件を教訓に、私たち金融機関職員も、より一層のコンプライアンス意識の向上と内部管理態勢の強化に努めてまいります。お客様におかれましても、自己防衛の意識を高め、安全な金融取引を心がけていただければ幸いです。