この度は誠に申し訳ございませんでした。
どうしたの!?
同業者が・・・
★注意点★
- 決していちい信用金庫が嫌いだからこのような記事を書いた訳ではありません。
- 実際に起きた事例からお客さまは信用金庫と取引するうえで気を付けるポイントをご紹介できたらと思います。
いちい信用金庫が2024年5月17日に公式ホームページにて「不祥事件の発生について」を公表しました。
いちい信用金庫の概要と事件の概要をまとめました。
いちい信用金庫の概要
項目 | 詳細 |
---|---|
創立 | 昭和11年11月2日 |
本店所在地 | 愛知県一宮市 |
店舗数 | 48店舗(うち1出張所) |
預金量 | 1兆1,141億円 |
融資量 | 4,363億円 |
会員数 | 46,654人 |
常勤役職員数 | 479人 |
自己資本比率 | 11.43% |
「いちい信用金庫」という名称は、一位の木の生命力と質的にナンバーワンを目指す姿勢を象徴しています。シンボルマークには、「いちい」の頭文字「I」をモチーフにしたデザインが採用されており、緑色は安心感を、赤色は情熱と真心を表現しています。
出典:公式ホームページ
2024年(令和6年)3月31日現在の情報だよ!
不祥事件の概要
2024年5月17日、いちい信用金庫は元職員による不祥事を公表しました。この事件では、「浮貸し」と呼ばれる違法行為が行われました。
ご心配の方はいちい信用金庫にお問い合わせしてみてください。
事故者
事件に関与したのは、40代の元職員です。この職員は、顧客との信頼関係を損なう行動をとったとして懲戒解雇されました。
手口
元職員は顧客の約定返済金6万円を自身の金銭で立て替え、その後条件変更手続きを行いました。また、3つの取引先に対し計6回、総額353万円を貸し付け、その見返りとして飲食などの提供を受けていました。この行為は「浮貸し」に該当します。
「浮貸し」とは:金融機関の役職員が、その地位を利用し、自己または当該金融機関以外の第三者の利益を図るため、金銭の貸付け、金銭の貸借の媒介または債務の保証を行うことをいいます。
事故金額
不正に貸し付けられた総額は353万円です。これらの貸付けによる実際の損害額は発生していません。
事故発生日
事件は2024年3月8日に発生しました。元職員が顧客への立て替え払いを行った日が、この事件の発端です。
なぜ発覚したのか?
内部調査によって不祥事が発覚しました。顧客への立て替え払いと条件変更手続きに不審な点が見つかったため、詳細な調査が実施されました。
人事処分
関与した元職員は2024年5月13日付で懲戒解雇されました。また、管理監督責任を問われた役職員も厳正な処分が行われました。
まとめ
いちい信用金庫で発生した不祥事は、地域社会や顧客に大きな影響を与えるものでした。この事件を通じて、金融機関における透明性と信頼性の重要性が改めて浮き彫りになりました。金融機関と取引する際には、以下の点に注意することが重要です。
- 定期的な口座確認:取引明細や口座残高を定期的に確認し、不審な点があればすぐに金融機関に問い合わせることをお勧めします。
- 個人情報の保護:暗証番号やパスワードは他人と共有せず、安全な場所に保管してください。
- 疑問点の相談:取引内容やサービスについて不明な点がある場合は、遠慮なく金融機関の窓口や担当者に相談しましょう。
この事件を受けて、いちい信用金庫は法令遵守と内部統制の強化に向けた取り組みを進めています。地域社会からの信頼回復には時間がかかるかもしれませんが、顧客とのコミュニケーションを大切にし、誠実な対応を心掛けることが不可欠です。私たちもまた、金融機関との健全な関係を築くために積極的に情報を確認し、安全な取引を心掛けましょう。